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渥美漁業協同組合

  • 渥美漁業協同組合
  • 現在は、渥美半島と西三河沿岸、知多半島で海苔が生産されており、「あおさのり」と呼ばれている三河湾(福江湾)の海苔は「ヒロハノヒトエグサ」と呼ぶ海藻。愛知県のあおさのりはすべて三河湾の中の福江湾で養殖され主に佃煮などの原料となっている。
    是蔵の人気商品「あおさ」は、名古屋の立石海苔店が扱う「渥美産あおさのり」を使用しているが、このあおさのりを生産しているのが渥美漁業協同組合だ。
  • 是蔵「あおさ」の原料「渥美産あおさのり」は、ヒトエグサのバラ干し。渥美漁協の加工場では、このバラ干しだけでなく佃煮の原料になる青板のりも生産している。竹打ちされた福江湾の浅瀬にある養殖場のあおさのり最盛期は12月~翌5月。摘採されたあおさのりは、加工場の3トンの海水を張ったタンクで攪拌される。これが最初の洗浄だ。次に水流式の洗浄機にかけ、ここで大きい異物を取り除いた後、異物除去機にかけられ目にひっかかったものを取り除くかたちで異物が除去されていく。これが終わると次は潮を落とす洗浄と脱水。名古屋市の海苔業者立石さんによると、この丁寧な異物除去が渥美産の特徴とか。
    「青のり(あおさのり)の産地としての知名度は三重県の方が上ですが、渥美産のあおさのりはうちが仕入れた段階で既にかなりの異物除去工程が済んでいる。
    食の安全という点でも質が高く、これは業者にとっては大変助かります」と語る。
  • 「バラ干し」として出荷されるあおさのりは、脱水にかけられた後コンベヤーに乗せられ、ほぐしながら専用のすのこに広げられて乾燥機に入れられる。
    ここで6~8時間、水分量を1桁以下になるまで乾燥させるのだが、この調整が難しいと語る渥美漁協の横江さん。
  • 「ただ乾けばよいというものでもなく、乾燥させすぎると、ボロボロに砕けてしまうんです」。
    乾燥機を出たあおさのりは、状態によって常温で少し(乾きすぎを)戻すなど水分量が調整される。
    仕上がったあおさのりはさらに金属探知機と目視選別の最終チェックを受け、箱詰め。
  • 一般に海藻類は異物のコントロールが難しく、漁獲の段階で、鳥の羽根、繊維類、甲殻類、稚貝、砂などさまざまな異物が混入する可能性があるという。
    それを、機械による異物選別と人による目視選別を組み合わせながら異物混入を防ぐ努力がなされているのだ。
    「機械化することで、均一した商品を作ることができる。今後さらにこの精度を高めて安定した品質という評価につながればと思っています」
  • 磯の香りで是蔵の商品のなかでも人気のある「あおさ」。この商品は是蔵ブランドが立ち上がる以前から取り扱われているが、当初は原料となるあおさも渥美産に限定されていたわけではなかった。
    しかし、是蔵の顔となる商品「うまいだらぼっち」のコンセプト"東三河のうまいもの"にこだわった石黒社長が、何とか地元、渥美産の青のりを使いたいと奔走。縁あって名古屋の立石海苔店が「渥美産あおさのり」を扱っていることを知り、以降、是蔵「あおさ」には、渥美産あおさのりが使われることになった。
    実際にのり加工場を訪れ、あおさのりの良い香りと丁寧に生産される様子に「地元の生産者さんがいてくれるからこその商品づくり」と、あらためてその縁を感謝する石黒社長。
    渥美漁協の皆さんも「私たちは一度出荷してしまうと、その先はどのような商品となって使われているかを知ることは殆どありません。
    だから石黒さんのせんべいに"渥美産あおさ"と書かれているのを見て、本当に嬉しくて。これからの仕事にも励みになります」と語ってくれた。